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ヘルペス治療にバルトレックスが選ばれる理由

2019年12月24日
落ち込んでいる男性

バルトレックスは有効成分であるバラシクロビル塩酸塩を配合している、ヘルペス治療薬です。ヘルペスウイルスの増殖を抑える薬で、単純疱疹や帯状疱疹、性器ヘルペスや水疱瘡の治療にも用いられています。

ヘルペスウイルスは細菌とは違うウイルスで、細菌よりも小さくて生物の細胞内で増殖する性質があります。その中でヘルペスウイルスの仲間は、粘膜や皮膚に水ぶくれを作っていくのが特徴的です。単純ヘルペスウイルスや水疱瘡、帯状疱疹ウイルスがその代表とも言え、皮膚や粘膜の上で暴れ出すことで水ぶくれや赤みが生じ、ピリピリとした痛みを発することがあります。バルトレックスはこのような特徴のあるウイルスに効果がある抗ウイルス薬として使われています。ウイルスが原因である症状の治療に用い、ヘルペスウイルスの増殖を抑えるので、ウイルスが少ない発症初期に用いれば効果が大きいです。初期治療によっては病状の悪化が抑えられるため治療が早まるとも言えます。

細胞内で活性化することで、DNA鎖の伸長を停止することができ、さらに複製を阻害する働きがあります。服用方法は成人の場合では、バラシクロビルを1回500mgとして1日2回経口服用することになります。
副作用は少ない方ですが、稀に下痢や吐き気などの胃腸症状、発疹などの皮膚症状、めまい、眠気や頭痛などが見られます。血中濃度が必要以上に上昇すれば、精神神経症状も出やすくなりますし、意識低下、幻覚、妄想やけいれんを起こすこともあります。腎臓に疾患がある人や腎機能がもともと低下している人、高齢者は特に注意が必要とされています。めったにないとされますが、重い副作用は急性腎不全を起こしたり、尿が出なくなったり少なくなったりする傾向があります。またむくみや尿の濁り、血尿、だるさや吐き気、喉の異常な乾き、血圧上昇なども見られます。

バルトレックスが特にヘルペス治療に用いられる理由は、神経に潜伏しているウイルスを抑え再発抑制をする効果があるからです。再発頻度が年に6回以上を目安として、1回500mgを1日に1回投与することで、症状を抑えることとは別に再発を抑制します。

ヘルペスの再発は、免疫力が低下した時に起こりますが、それがいつ起こるかわからない爆弾的な存在でもあります。服用方法が異なるので注意が必要ですが、性器ヘルペスの再発抑制を目的として、バラクシロビルを用いる場合は、1回の投与量が少なくなり、長期的に使用し続けることが前提になります。腎排泄型の薬剤なので、腎機能低下が気になる患者や、高齢者では腎機能を定期的に検査する必要があります。

海外での臨床試験でも1日500mgに対して、投与患者のおよそ30%は臨床検査値の異常を含んでいる副作用が認められます。ここで多く見られる副作用は頭痛を始め眠気や下痢、腹痛などです。それらのヘルペスの症状は今まで抑えることができていましたが、1回感染するとウイルスが潜伏することにより再発することが懸念されていました。しかしバルトレックスにより、再発に関してもコントロールすることができるようになりました。