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抗生物質のジスロマックはクラミジアを一発で治す

2020年01月24日

クラミジアを治す抗生物質でもあるジスロマックは、アジスロマイシン水和物の有効成分を配合しています。クラミジアを殺菌する薬として使われるジスロマックは細菌が原因である病気にも用いることができます。クラミジア感染症は病原微生物が体の中に侵入することによって病気になっていきます。赤みや腫れを生じさせ、化膿して痛みや発熱などをもたらすので非常に苦痛に感じることもあります。このような症状は全てクラミジアと戦うために行われている、体の防衛システムなので必要不可欠です。

ジスロマックが有効であるのはクラミジアによる感染症ですが、グラム陽性菌や陰性菌、マイコプラズマなどにも有効とされています。病原菌がいなくなることで、腫れや赤み、痛みや熱が治ります。呼吸器や耳鼻科の領域を中心に広く使われているジスロマックですが、咽頭の痛みや発熱を伴う時にも使われます。しかしインフルエンザなどのウイルス性の風邪には無効とされ、細菌によって起こる二次感染や予防をするために用いることがあります。

ジスロマックは蛋白合成阻害薬に分類され、細胞内に取り込まれ蛋白合成開始複合体でもあるリボゾームの構成物質に結合します。ここから機能を妨げることができ、蛋白鎖の伸長を阻害することができます。また細菌の発育を阻止することができ、本来の抗菌作用とはまた違う抗炎症作用も認められています。炎症部位に好中球が集まるシステムを抑えて、活性酸素産生能を抑制する作用もあります。

一般的にはこの系統に作用しますが、高濃度でも殺菌作用を示しています。アジスロマイシンは胃酸の影響を受けにくい特徴があり、高い組織内濃度を維持することができます。これにより菌種によって臨床用量でも殺菌的に効果があることがわかっています。

スペクトラムはグラム陽性などを中心にして、陰性菌の一部でもある嫌気性菌や否定型菌でもあるクラミジアに抗菌活性を示します。クラミジアの病状によっては飲み方が違いますが、処方された時には指示通りに服用することが大切です。通常は1日に1回、3日間飲み続けることが基本で、食後などの指定がないので都合の良い時間に服用することができます。通常は3?4日程度で症状が改善されますが、尿道炎や子宮頸管炎の場合はさらに数週間かかることもあります。逆に効果がなかったり悪化したりする時は、早めに医師に相談をすることが大切です。薬が体に合っていないか誤診である可能性があるからです。

副作用は少ないので安心して服用できますが、稀に吐き気や下痢などの胃腸に関する症状があわれることがあります。軽症の場合には心配する必要がないのですが、症状がひどい場合には早めに受診しましょう。また水ぶくれや発疹、口内のただれ、目の充血、発熱などの症状が出た時はすぐに医師に伝える必要があります。時として、皮膚粘膜眼症候群と言われる皮膚症状に発展する可能性があり、様子を見ながら服用することが大切です。